プライバシーと財産権

 あなたのメール履歴には、家族に知られたくない内容がないですか?一般的には嫌ですよね。しかし、あなたが死んだ場合はどうでしょう?

 これは、実際にあった出来事のようです。家族が死んでしまった場合、その遺族がメールの履歴、アドレス帳等を利用して、連絡を送ることもできないのが現状です。これは、プライバシー上の理由だといいます。

 問題は、死んだ人にプライバシー権があるかということです。電子メールやアドレス帳のデータを財産と定義するならばプライバシー VS 財産権 ということになります。まぁ、現状のさまざまな例をとってみると、プライバシー権が優勢であるのが現状です。

 しかし、死なないにしろ、パスワードがわからなくなったらどうなるか、自分の例で考えて見ます。

1 電子メールはwebメール
2 はてなダイアリーもパスワード
3 もう1つの自分のページもパスワード
4 自分のパソコンにもパスワード
5 携帯電話はダイヤルロック

 これでは、物忘れが激しくなっただけで大変です。

知らされなかったパスワード--ユーザーの死が封印するアカウントと遺族のアクセス - CNET Japan