ボランティア犯罪(?)の低下

 この業界でよく言われるのが、「無料で…」ということです。世の中にこれほどまでに「無料」が繁殖している(?)のはインターネットやソフトウェアの業界だけだと思いませんか?

 そこで、やっぱり悪いことにも金銭的な見返りを求めないことがおおかったわけです。ウィルス等がそれでしょう。しかし、最近は、スパイウェア等による個人情報や、その他金になる攻撃が増えています。それを考えれば、もっとも金になる情報はわかりきっています。政府や、企業の秘密情報です。

 今回のニュースは1通のメールで企業に甚大な被害を与えるようなものが増えていると言うニュースです。具体的には以下のようなソフトウェアをメール等でうまくインストールさせます。

1 キーロガー キーボードの押されたキーを外部に送信するもの。そのまま文章のデータがもれたり、パスワード等の入力ももれる。
2 スクリーンスクレイピング ディスプレイに表示された画面を画像データとして保存し、もらす。

 これらは、昔から個人を対象に行われていた攻撃です。例えばwinnyで繁殖しているウィルスにはスクリーンスクレイピングの機能があります。

 ちなみに、キーロガーにしても、スクリーンスクレイピングにしてもプログラムは結構単純なので、結構この点も困ったものだと思います。

「確率は低いが被害は甚大」--脅威を増す標的型攻撃 - CNET Japan