セキュリティを脅かす不正ソフトウェアといえば…
一昔前(10年前ぐらい)は不正ソフトウェアといえば、ウィルス、ワーム、トロイの木馬って決まっていました。これらは明確に分類することができましたし、対策も1本のソフトウェアで可能でした。
しかし、最近は、スパイウェア、rootkit、ボット、などなどいろいろな種類の不正ソフトウェアができています。これらの対策にはそれぞれ別のソフトウェアが必要だったりします。利用者にとって見れば「わかりにくい、めんどくさい」とか、企業が不正ソフトウェアを勝手にジャンルわけして、それに対応する別のソフトウェアを販売しているとか思ってしまわないですか?
このニュースはボットと呼ばれる自分から言わせるとトロイの木馬+ウィルスな感じの不正ソフトウェアの対策を政府主導で行うというものです。ではなぜ、他の不正ソフトウェアではなく、ボットであるかというと、おそらく、ボットネットの存在です。
ボットとは、まぁいろいろ悪いことをするのですが、感染したPCをゾンビPCにするという働きがあります。ゾンビPCとは、特定のPCからの命令で勝手に動いてしまうPCのことで、ゾンビPCとその親PCを合わせてボットネットといいます。そして、ボットネット全体で特定のサイトを攻撃したりするわけです。ゾンビPCを利用している人からはまったくわからないうちにです。
とにもかくにも個人的には不正ウェア全体をマルウェアとよんで、総合的に対策を講じる必要があると考えています。
このサイトは現在7000ヒットを超えました。年越し後ぐらいに1万ヒットをするのでしょうか。見ていてくださっている方々、ありがとうございます。